入試における「面接」の重要性

こんにちは。

数日前はとても寒かったのにこの2日は暖かくて、何だか体がついていけませんね。受験生はもちろん、その他の皆さんも体調管理に気を付けましょう。今年はインフルエンザだけでなく、コロナウイルスの脅威もあります。手洗い・うがいを心がけましょう。

さて、1月末になって高校入試が目前に近づいています。すでに私立推薦が実施され、今年は7人の生徒が推薦入試で合格、進路を決定しました。本当におめでとうございます。

いよいよ私立一般・公立入試が始まります。今週は公立高校の出願です。まだ最終確定はしていませんが、現在入手できた情報によると、中堅~準トップぐらいの高校の倍率は軒並み高くなっています。そのせいもあってか、トップ校はどこもやや倍率が控えめな印象です。今年から特色検査を始める高校も多いため、受け控えも多少はあるのかもしれませんし、また大学進学の利をとって大学付属校の方にシフトする流れもあるかもしれません。

高倍率になると、一般的には二次選考のボーダーラインが上がってきます。よって内申が足りない場合はシビアな戦いになります。近隣では新城高校の倍率がとても高いです。こうなると、二次選考のボーダーラインがワンランク上の多摩高校とやや接近してくるでしょう。

もうひとつ、高倍率が予測されるのは市立高津高校です。こちらも二次選考のボーダーが高くなると思いますが、加えて「面接」の差が合否を分ける可能性もあります

例えば、2019年の入試での調査結果によると、新城高校の受験生の面接得点は、

”最高点85.0点、最低点80.0点、平均点80.1点”

です。対して市立高津高校は

”最高点90.0点、最低点48.0点、平均点73.0点

です。

新城は最高点と平均点の差は5点しかありません。

第1次選考では新城高校は選考比率が4:4:2です。これを基に計算すると、「最高点と平均点の差は、学力検査で言えば12.5点差に相当」します。もちろん、これだけでも驚きです。

しかしこれが市立高津高校になると、最高点と平均点の差が17点あります。選考比率は同じく4:4:2です。これを基に計算すると、「最高点と平均点の差は、学力検査で言えば約42.5点差に相当」します。

さらに第2次選考で考えると、市立高津は学力検査と面接の比率が6:4になります。これを基に計算すると、「最高点と平均点の差は、学力検査で言えばなんと約56.6点の差に相当」します。こうなってくると、大雑把に言って「面接の1点=英語の並べ替え1問分」です。いかに面接の比重が高いかおわかりいただけたかと思います。「面接は学力試験6科目め」と考えて臨むべきです。

つまり何が言いたいかというと、「市立高津高校を受験する生徒は、面接の練習を完璧にやってください」ということです。(同様の比率は市立橘・菅高校も採用しているので、これらの高校の受験生にも同じことが言えますね)

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