国語力を憂う

いきなりですが、タイトルを正しく読めましたか?
そしてその意味は分かるでしょうか?

正解は「こくごりょくをうれ(う)」と読みます。
「憂う」とは「心配する、心を痛める、嘆き悲しむ」という意味です。

みなさんは、国語のテストできちんと正解できていますか?

私は塾講師というものを20年弱やっていますが、始めたばかりの頃は「国語が出来なくて苦労する」人より
「国語なんて勉強しなくても出来る」いう人の方が多かったように思います。

まぁ、感覚なので厳密なデータに基づくものではないことはご容赦ください。

なぜそういう感覚になるかというとどの教科を教えていても、このような質問が出るようになってきているからです。

「問題の意味が分からない」

知識が無いからわからない、練習が足りないから解けない、そんなことは今も昔もしょっちゅうあることです。

しかし、

「何を聞かれているか分からない」
「何を答えるべきなのかわからない」

という、教科の知識以前でつまずいている子が結構いるんですよね。

これはもう、国語の勉強というか「文章を読む」「文章を書く」という経験・練習が足りない。特に「文章を『正しく』読む」訓練が足りません。

周りの人が教えてくれる
ネットが教えてくれる
スマホが教えてくれる

そんなのに慣れてしまって「自分で読んで結論を導く」ことが決定的に経験として足りていない、そんなふうに思います。

まずは、もっと「言葉」を知りましょう。何でも「ヤバい!」で片づけないで!

もう少し具体的には、以下の勉強をして欲しいです。

①漢字を練習する
②言葉を学習する(意味を調べて、覚える)
③読解問題を解くときに「根拠」を突き詰める

中学生ぐらいだと、感覚的に国語を解いてしまう生徒が多いです。それはそれで問題ですが、
最近は、前提知識が少なすぎて感覚的に解くと正解とものすごくズレてしまう生徒が多いのではないか?と思います。

漢字を練習する時に、ただ書くだけではただの「手の運動」です。読み方も意味も、ひとつひとつ丁寧に確認するようにしましょう。

言葉の学習、これは最近本屋さんに行くとこの手の本が沢山売られています。「○才までに覚えたい言葉」のような本です。こういった本を利用するのも手です。

英単語を知らずに英語の問題を解けるでしょうか?
国語だって同じこと。国語でも「単語学習」しましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました